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摩味をお気に入りに追加 摩味とは 摩味の48%は保存料で出来ています。摩味の17%は下心で出来ています。摩味の16%は時間で出来ています。摩味の7%は明太子で出来ています。摩味の5%は呪詛で出来ています。摩味の3%は知識で出来ています。摩味の3%は欲望で出来ています。摩味の1%は厳しさで出来ています。 摩味の報道 【島本須美さん、三石琴乃さんも】12月8日がお誕生日の声優さんは? (2021年12月8日) - エキサイトニュース 『味の台湾』焦桐(ジアオトン)著(みすず書房) 3300円 - 読売新聞 台日グルメ作家の焦桐(ジアオ・トン)氏と池澤春菜氏がライブトーク 美食文学から台湾を味わう:時事ドットコム - 時事通信 通好みの独特な香りが特徴の怪魚とは?(dancyu) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「ガンダムSEED」BD BOX全話・全特典を収録したコンプリート版 - AV Watch 気分が上がるインナー&靴下とは?選ぶ基準は心地よさ|VERY(magacol) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 台日文学交流フォーラム 『味の台湾』刊行記念 焦桐氏×池澤春菜氏ライブトーク 開催決定 - PR TIMES キノコの世界は摩訶不思議! 国内8000種とも その生態に迫る《マニアアカデミア》(上毛新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 栃木県、南摩ダムに水没する県道上久我栃木線の付け替え道路が9月5日開通。前日光エリアへのアクセス道路 - トラベル Watch 摩味のウィキペディア 摩味 摩味の掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る 摩味のリンク #blogsearch2 ページ先頭へ 摩味 このページについて このページは摩味のインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される摩味に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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株式会社オスカープロモーション:公式サイト 声優-所属(あ行検索) 所属者一覧 池澤春菜 (いけざわはるな) 入絵加奈子 (いりえかなこ) 志垣太郎 (しがきたろう) 城内美登理 (しろのうちみどり) 高部あい (たかべあい) 中田あすみ (なかたあすみ) 藤谷美紀 (ふじたにみき) 声優-所属(あ行検索)
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from『私がいて 君がいる』 『友(とも)』 〈優しくいれるさ〉 1-1 10人のリゾナンターと関根梓、そして8匹の犬は、山奥の洞窟の前に立っていた。 ダークネスに囚われている梓の仲間を救出したい。そこにいる全員が同じ思いだった。 さゆみは梓に尋ねた。 「梓さん、ここがあなたのいた所?」 「はい、この洞窟の奥に、ダークネスの秘密の研究所があります。 私が瞬間移動したのは、その辺からでした。 洞窟の中では、瞬間移動を妨害する装置が作動していましたから…」 さゆみは後ろを振り向き、目を閉じて何かを探っている工藤遥に声をかけた。 「工藤、中はどう?」 「はい、ここから100mくらいの範囲には、敵の姿は特に見あたりません」 「…そう」 「警備兵がおらんってどういうことかいな?」 隣りで腕組みをしているれいなが、洞窟の入り口をにらみながら言う。 さゆみは頬に手を当てて考え込んだ。 状況が掴めない。 さゆみは、次の行動を決めあぐねていた。 その時、さゆみとれいなにとっては聞きなれた声が、頭上から鳴り響いた。 《さゆ、れいな、ハロー!あなた達も来てくれたのね。さあ、中へ入って入って!》 声の発生源を探ると、洞窟の上の茂みの中にスピーカーらしきものが見えた。 警戒するさゆみたちをよそに、その声の主はとても楽しそうに続ける。 《そこからパーティー会場までは一本道だから、早く入っておいでよ!》 さゆみとれいなが顔を見合せる。 そして、同時に小さく頷いた。 さゆみは視線を正面へ戻し、洞窟の入り口へ一歩踏み出した。 1-2 薄暗い洞窟を10分少々歩くと、ようやく明るい場所に出た。 そこは、野球場ほどの広さがある大きな空洞だった。 生田衣梨奈は「広っ!」と叫びながら前へ飛び出し、上を見上げた。 天井はドーム状になっている。高さは頂点部分で50mはあろうか。 床は、中心角120°半径約40mの三つの扇形の「島」に分かれていた。 扇の弧の方が空洞の壁面に接し、かなめの部分が中心を向いている。 それらの「島」と「島」の間には、氷河のクレバスのような大きな裂け目があった。 つまり、直径約100mの円が、Y字型の裂け目で三つに区切られているのだ。 裂け目の幅は20mほどあり、下の方を覗き込むと、深すぎて底が見えなかった。 さゆみ達から見て左側の「島」には、「闘技場」という額が飾られている。 一方、右側の方の「島」の壁面には、黒い鉄の扉があった。 その扉の上には、巨大なスクリーンが設置されている。 《ようこそ、パーティー会場へ!》 明るい声とともにスクリーンに電源が入る。 れいなは、そこに映し出されたマッドサイエンティストの笑顔に、思わず舌打ちした。 《No.6、あなた、やっぱり戻って来たのね。それ、正しい選択よ。 どんなに遠くへ逃げても、粛正人のあの人があなたを殺しに行くからね。 私はあの人とは違うよ。実はね、私、あなた達を預かることになったの。 あなた達を処分しないでくれって、私、一生懸命、上の人達に頼みこんだのよ》 思いがけない優しげな口ぶりに、梓は戸惑った。 「あの…、私達、殺されるんじゃなかったんですか?」 《そんなもったいないことしないよ。あなた達は、貴重な実験台だもの》 「実験台…」 《そう。まあ、運が悪けりゃ副作用で死んじゃうかもしれないけどね。 でも、あの殺人狂に嬲り殺しにされるよりは、ずっといいでしょ!》 マルシェの円らな瞳が、キラキラと輝いている。 梓はうつむき、唇を噛んだ。 1-3 「マルシェ!お前、この子らの命をなんだと思っとお!」 《れいな~、落ち着きなよ。だってさあ、考えてみてごらん。 あなただって『不用品』があったら、それを使っていろいろ遊びたくなるでしょ? そうねえ…、例えば、要らなくなった電子レンジと、ケータイがあったとするわね。 そしたら、誰だってケータイを電子レンジでチンしてみたくなるじゃない?》 「ならん!」 激昂するれいなに、マルシェはやれやれという表情で溜息をつく。 《はあ…、あんたみたいに科学的な好奇心が1ミリもない人間には分からないか…》 梓が下を向いたまま声を絞り出す。 「私達は…、『不用品』なんかじゃない…」 マルシェは、教え子を諭す教師のような口調で話し出した。 《あのね、No.6、人はね、三つの種類に分けられるの。 一つは『使う者』。もう一つは『使われる者』。 そして、そのどちらにもなれない『不用品』。 あなた達にも、『使われる者』になれるチャンスがあった。 でも、誰一人それをつかめなかった。 まあ、神様から中途半端な力しかもらえなかったんだから、それも仕方ないわね。 結局、あなた達は、『不用品』になる運命だったってことよ》 「もういい!あいつ、ぶっとばしてやる!工藤、あいつはどこにおると!」 工藤が答える前に、マルシェが言った。 《私がいる部屋が見たいの?じゃあ、見せてあげるよ》 その言葉と同時に、マルシェのいる部屋の全景が、スクリーンに映し出されていく。 カメラが部屋の奥の方にパンしたとき、梓は目を見開いた。 「まあな…」画面には、血まみれで磔にされている一人の少女が映っている。 少女の名は新井愛瞳(まなみ)。梓の仲間たちの中では、最年少の15歳である。 うなだれて動かない愛瞳に、戦闘員たちが自動小銃の銃口を向けている。 《こういうことなの》 マルシェはそう言って、マグカップに口をつけた。 〈ずっと仲間だろ〉 2-1 工藤が小さな声で言う。 「田中さん、あの部屋は、スクリーンのある壁から20mくらい奥にあるみたいです」 マルシェが微笑みながら言う。 《リゾナンターの皆は、今すぐ帰ってもいいのよ。 あなた達を殺せっていう指示は、まだ上から出てないからね。 でも、あの子を助けようとして、少しでも変な動きをしたら、そのときは容赦しない。 すぐにあの子を殺して、あなたたちも全員始末する》 「マルシェ、あんたの狙いは何?」 《さゆ、私ねえ、実験がしたいの。 できればあなた達には、これから出てくる実験台と戦ってほしいのよ。 私、遂に即効性のある能力増幅薬の開発に成功したの! そんで、その薬の効用のデータが欲しいのよ。 でも、あなた達が嫌だって言うんなら、それでも全然かまわない。 こっちでも実験道具は準備してあるから》 さゆみは、一瞬考えてから、スクリーンに向かって静かに言った。 「…わかった。戦うわ。ただし、私達は、梓さんの仲間を絶対に殺さない。 もし、戦闘不能状態になったら、そこで戦いを止める。それでいいわね?」 梓は、驚きと喜びの入り混じった顔でさゆみを見上げた。 《もちろん、それでOKよ! こっちはデータさえ採れればいいから、殺そうが殺すまいが好きにして。 でも、そっちは死ぬかもしれないから、そんときは恨まないでね》 マルシェの嘲笑の下で、鉄の扉が口を開ける。暗闇から一人の少女が現れた。 「あやのん!」 梓が叫ぶ。だが、その叫びに少女は反応しなかった。 現れたのは佐藤綾乃。 以前、石田と戦った、「汗が武器」の少女である。 2-2 綾乃の額には金属製のヘッドギアが嵌められている。 《その子、ちょっと反抗的なのよ。だから、頭の中を少しいじってあるわ。 今は、ほとんど闘争本能だけの状態になってるから、話しかけても無駄よ》 マルシェの説明が終わると、綾乃のいる「島」から、幅2m程の橋がせり出した。 そして、ほんの数秒で、さゆみから見て左の方にある「闘技場」に繋がった。 綾乃は無表情のまま、橋を渡り始めた。 《それでは、実験を開始しま~す!さゆ、そっちの代表を一人決めて。 ちなみに、他の誰かが戦いに干渉したら、実験は即中止。人質は処分しま~す》 (代表…) 俯いて考え込むさゆみの前に、石田亜佑美が進み出た。 「道重さん、私に行かせて下さい」 まっすぐ見つめてくる石田の瞳には、強い意志が感じられる。 さゆみは頷き、石田の小柄な体を包み込むように抱きしめた。 そして、耳元でこうささやいた。 「あゆみん、できる限り逃げ回って時間を稼いでちょうだい… でも、危なくなったら、勝負を決めていいから、無理をしないでね」 「はい!」 すぐにさゆみ達のいる「島」からも橋がせり出した。 石田はそれをゆっくり渡って行った。 「闘技場」の中央で二人の少女が睨み合う。綾乃の体はすでに汗で輝いていた。 《それじゃあ、準備はいい?用意、……スタート!》 合図と同時に、綾乃が前に動く。石田は後ろへ跳び、等間隔を保つ。 綾乃は、数m先を走る石田に向かって、手刀を斬った。 指先からかなりの量の汗の雫が飛び散り、そのうち数滴が石田の服に付着した。 同時に、そこから白い煙があがった。 《ほほう、汗を強酸に変化させたのか。やるじゃん!》 マルシェの嬉しそうな声が、広い洞窟内に響いた。 2-3 石田は必死に逃げまわるが、綾乃の放つ汗はどんどん量を増していった。 石田の服には、焦げ穴が生まれ続ける。 「うっ!」 石田は、右脇腹に焼かれたような痛みを感じた。 綾乃の汗が服を貫通し、ついに皮膚に達したらしい。 今まで味わったことの無い激痛に、思わず顔を歪める。 だが、それでも石田は走るのを止めない。 《あやのん!止めて!》 突然、スピーカーから、少女の甲高い叫びが響いた。 綾乃の動きが止まった。 叫びは、磔にされている愛瞳が発したものだった。 それに気付いた石田も、少し遅れて足を止める。 石田は肩で息をしながら、綾乃の表情を伺った。 血走った綾乃の眼からは、涙が一滴流れ落ちている。 《ちょっと~、NO.4!真面目にやってよね~。「仲間」がどうなってもいいの? …まあ、いい頃合いだし、そろそろ実験開始といきますか》 マルシェはそう言い、手に持っているリモコンのスイッチを押した。 ヘッドギアの赤いランプが光り、綾乃の体がビクッと震える。 呼吸が激しくなり、全身からそれまでとは比較にならないほど大量の汗が吹き出した。 「うううう…」 綾乃は低いうなり声をあげ、再び石田に向かって走り出す。 石田は必死で逃げ回るが、綾乃の強酸の汗が横殴りの雨のように襲い掛かる。 (もう、逃げきれない…) 限界を感じた石田は、リーダーの方を見た。さゆみはコクリと頷く。 石田は、走りながらポケットに手を入れて直径5cm程の小石を取り出した。 そして、目にも止まらぬキレで振り返り、その小石を綾乃に投げつけた。 石田の特殊能力は、小石限定の念動力。 「石プロ」たるゆえんのその力を、石田はついに発動した。 〈時に厳しく〉 3-1 石田の投げた小石が綾乃の顔へ一直線に飛んだ。綾乃は首を横に曲げてそれをかわす。 しかし、小石は顔の真横で直角に曲がり、綾乃の小さな顎を激しく打った。 脳震盪を起こしたのか、綾乃はそのまま前のめりに崩れ落ちる。 石田は、綾乃が倒れたのを見届けてから、スクリーンに向かって叫んだ。 「もう勝負は着きました!私の勝ちです!」 マルシェは、甘えるように言う。 《ねえ、あゆみちゃん…だっけ? 人って追い込まれるとすごい力を発揮するじゃない?私、それが見たいの。 だから、もっと徹底的に痛めつけてくれないかな~?》 肩越しに映る磔の少女の姿が、その「お願い」を断る自由が石田に無いことを告げる。 (…あやのんさん、…ごめんなさい…) 石田は、何とか立ち上がろうとする綾乃を失神させるべく、小石を延髄にぶつけた。 小石が命中するのを見届けた石田は、俯いて目を閉じ、深く息を吐いた。 「石田!」 れいなの叫ぶ声に、石田は顔を上げる。 そこには、凄まじい形相でこちらを睨みつけている綾乃がいた。 よく見ると、綾乃の首の回りが、透明なプラスチックのような物質で覆われている。 状況が飲み込めない石田の耳に、マルシェの嬉しげな声が届く。 《へー!汗を硬化させたんだ!すごいじゃない!》 (汗を硬化させる…、そんなことができるの…?) 呆然とする石田に、綾乃が再び襲いかかる。 綾乃が放つ大量の汗は、また空気中で変化し、強酸となって石田に降り注いだ。 (一体、どうすればいいの…) 切り札だった小石での攻撃はもう通じない。 もはや石田には、綾乃にダメージを与える方法が無い。 焼けるような痛みを体中に感じながら、石田の心は折れかかっていた。 3-2 れいなとさゆみは、二人並んで「闘技場」の石田を見つめていた。 「…さゆ、どうすると?」 「…あゆみんを、信じよう…」 《ねえ、保護者のお二人さん!このままじゃ、可愛い後輩がやられちゃうよ~。 れいな、あなたの能力、久しぶりに見てみたいから、今だけ特別に使ってもいいよ!》 マルシェの声に、れいなもさゆみも全く反応しない。 耐えきれなくなったのか、それまで黙っていた関根梓が、突然さゆみの前に進み出た。 「道重さん、もう十分です!石田さんを助けましょう! 私達のために、石田さんが傷つく必要はありません!」 「違う。これはあなた達のためじゃない。自分の信念のためなの」 「え…」 「梓さん。私達は、特殊な力をもって生まれてきた。 そしてそのせいで、いろんな苦しみや悲しみを味わってきた。 これが私達の運命なら、ほんと、残酷よね。 でもね、さゆみ、思うの。 運命は、友だちみたいなものじゃないかって。 運命と仲良くなれるかは、結局は自分次第。 自分の良心に従って、精一杯生きていれば、運命はそんな私を好きになってくれる。 さゆみ達は決めたの。梓さんの仲間を助けようって。 一度そう決めたんだから、どんなことがあっても、その信念は貫き通したい。 そうすれば、きっと運命は私達の味方になってくれる」 「…でも、このままじゃ石田さんが…」 「大丈夫、あゆみんは負けない!」 梓は、さゆみの瞳の中に揺ぎない輝きを見た。 「さゆみは信じる。運命と、あゆみんの力を!」 さゆみの言葉は、石田の心を奮い立たせた。 (道重さん…、私も運命と、仲間の力を信じます!) 3-3 石田は高速でターンをしながら、ポケットから二つ目の小石を取り出した。 そして、綾乃の顔面へと全力で投げつけた。 綾乃は両腕を顔の前で交差させて、汗の鎧をまとうことのできない両目を守る。 小石は、両腕の硬化した汗によって、簡単にはじきとばされてしまった。 その瞬間である。 「うおおおおっ!!」と叫びながら、綾乃のがら空きの胴体に、石田が突っ込んだ。 そして、両手で綾乃の足を抱え込み、そのままの勢いで突進する。 石田の動きがあまりに予想外であるため、綾乃はそれに対応できない。 そのまま石田は、綾乃とともに、猛スピードで「闘技場」の端へ近づいていく。 (まさか、石田…、あの子を道連れにして…) れいなは、思わず一歩前に出た。 「石田あっ!やめりいっ!」 しかし、石田の前進は止まらない。 崖まであと数歩。 その時、石田が心の中で叫んだ。 (お願い、私の運命!) グンッ!石田の着ているTシャツの背面が、突然、円錐状に突き出した。 パラシュートが開いた直後のスカイダイバーの様に、石田の体が「く」の字に曲がる。 Tシャツは強酸による焦げ穴だらけである。 だが、幸運にも、石田の軽い体重を支えるに足る程度の強度はまだ残っていた。 崖まであと数10cmの所で、辛うじて石田の体は静止した。 一方、綾乃は、慣性の法則によって「闘技場」から飛び出した。 「あやのーーんっ!」 梓の叫びが空しく響くなか、綾乃の体は暗い裂け目に落ちていった。 「マルシェ、決着はついたわ。崖から落ちたってことは、もう戦闘不能でしょう?」 さゆみの勝利宣言を聞き、マルシェは苦虫をかみつぶしたような顔で言った。 《あんなのあり~?…まあ、薬の効果は見れたから、今回はこれでよしとするか。 でもさあ、つぎに同じことやったら、その時は人質を処分するからね!》 〈Ending:叱ってくれるだろう〉 「小石を使って自分の体を停止させるとは…。あの子、やるじゃん…」 マルシェはそう呟くと、振り向いて後ろにいる戦闘員たちを怒鳴りつけた。 「なに、ぼうっとしてんのよ!早く実験台を回収に行きなさい!」 数分後、「闘技場」の壁の一部がスライドし、そこから戦闘員が二人現れた。 そして、綾乃が落ちていった辺りに跪き、ロープを崖の下へ降ろした。 そのロープの先を、汗に濡れた小麦色の右手が、しっかりと握り締めた。 石田は、綾乃を崖から落とすとすぐに、祈るような思いで飯窪を見た。 その時すでに、飯窪の両手からは、大量の薄黄色の物質が放出されていた。 飯窪には、強力な接着能力を持つ物質を両手から出すという特殊能力がある。 猛練習の結果、飯窪は放出する量や方向、粘度などを調節できるようになっていた。 飯窪の放った物質は、落下する綾乃を優しく包み込み、彼女を岩壁へ貼りつけた。 駆け寄る涙目の石田を、これまた涙目の飯窪が抱き締める。 「私、すぐにあゆみんの考えが分かったよ!」 「私も、はるなんなら絶対分かってくれるって信じてた!」 「ほらほら、あゆみん、はやくこっちにおいで。 ちゃんと治さないと、綺麗なお肌に傷跡が残っちゃうの」 さゆみは、子供を優しく叱る母親のように、石田に声をかけた。 (運命と、仲間を信じる、か…) 梓は、さゆみの言葉を思い出しながら、その様子を眩しそうに見つめていた。 ―おしまい― to『愛の炎』
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0001-038 カード名:【ニューイヤープリンセス】諸星きらり+ カテゴリ:アイドル タイプ:パッション 参加可能イベント:なし 開催イベント 【サバイバル】 ポイント:9 特徴:《はぴはぴ》・《和服》 【特訓/常時】このアイドルのポイントを『+30』する。このアイドルは、ハプニングカードの対象にならない。 「振袖のお仕事、たのすぃー♪この気持ち、みんなにもいーっぱいプレゼントしたいだにぃ☆きらりんぱわー☆あげちゃうー?」 ――――――諸星きらり illust.天六歌劇団 参加可能イベントがない上、極めて強力な特訓常時スキルを持つため、事実上特訓専用で運用されるカード。 特訓した場合、ポイントは単体で39となり、更にハプニングカードの対象にならなくなる常時効果が付与される。 対象を取らないスキャンダルでなら除去できるものの、表記ポイントが9とかなり高いため単騎で挑まない限りはまず除去されない。 スキルの対象にはなるが、現状ステージの相手を除去するスキルは2弾現在では【ホワイトプリンセス】上条春菜+のみで、 それ以外は全く脅威にならない。 自分のハプニングカードの対象外になるのでぱっしょん☆ぱわー☆ちゃーじなどで強化できない難点こそあるが、 2弾環境でも単体でのポイントがズバ抜けて高く、正攻法で戦う際はまさしく切り札になる。 高ポイントアタッカーと課金の力の併用で正面から超えられる可能性は出てきたものの、 きらり側も特訓前に【ハロウィンぷちデビル】双葉杏+とタッグ化すればポイント45まで伸びるため、まず押し負けることはない。 逆にこのカードを特訓でステージに出された場合、876組+【サイバーエンジェル】サイネリアを全員呼び出すなど全力を投入して 正面からきらり超えを果たすか、スキル除去によるカウンターとして機能する【ホワイトプリンセス】上条春菜+を出すか、 あるいは集中豪雨や【神の才能】佐野美心による無差別の一掃効果などで直接対決を回避するかの判断を迫られる。 使うにしても使われるにしても、確実に万策を尽くした大勝負になる花形カードと言えよう。 関連カード 特訓前 【ニューイヤープリンセス】諸星きらり
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―――――― 「ん……ぅ~ん……」 窓から射し込む日の光を受け、結城リトは目を覚ました。 「むぅ……朝か…」 そしてリトは、ベッドから起き上が――。 (あれ?) ――ろうとしたが出来なかった。 それどころか、まるで身体が何かに押さえつけられているかの様に、動くことさえできなかった。 (………って) ふとリトは気付いた。 自分の身体に何か柔らかいものが当たってる事に。 (まさか…(汗)) 恐る恐る、横目でチラリと隣を見てみると…。 「すぅ…すぅ………んみゅ~……リトぉ~…♪」 最早お約束といってもいいかの如く、ララが裸で抱き付いて寝ていた。 (……) ……………。 …………。 ………。 「ぬあぁぁぁーーーーーーーーーーーー!!!///」 これもお約束といっても過言ではない、リト朝一の絶叫。 「ララまたかよ!!オレのベッドで寝るなっていつも言ってるだろ!!しかも裸でよぉ!!///」 「ムニャムニャ…………えへへ……もう食べられないよ~……」 「コラァ!!古典的な寝言言ってないでさっさと起きろぉ!!(怒)」 リトの怒鳴り声で、ようやくララは目を覚ました。 「ん…う~ん…、あ、リトおはよぉ~…♪」 「『おはよぉ~』じゃねーっつーの!!お前何回言ったら分かんだよ、毎度毎度よぉ!!///」 「え~、だってリトと一緒に寝たかったんだもん~」 いつも通りのやり取りを交わすいつも通りの結城家の朝の光景――。 だが、一つだけいつも通りじゃない点があった。 それは――。 「それに、リトの女の子の身体って柔らかいし、いつもよりスッゴくあったかいんだもん♪」 そう――。 このララのセリフから解る通り、リトは今、身体が『女の子』になってしまっているのだ。 (何故こんな事になっているのか、詳細は3スレ548にて) 「おかげで今日はいつもの三倍はぐっすり眠れたよ♪」 「人を安眠抱き枕みたいに言うな!つーか、早いトコ服着ろっての!!///」 「でもペケまだ寝て「叩き起こせぇ!!!(怒)」」 まあ…、何はともあれ…。 リトの女の子生活二日目の始まりである――。 ―――――― 彩南高校――。 まだ朝も早いので、あまり人影を見かけない。 部活の朝練をしている生徒は何人か見かけたが、練習に集中している為こちらの『男子の制服を着た女子』を気にする者は誰もいない。 そんな中を、リトは真っ直ぐ御門先生が待つ保健室へと向かった。 『ガラッ』 「おはようございま~す」 軽く挨拶しながら保健室のドアを開ける。 「ふわぁ~…ぁふ…、あら結城君、おはよう。待ってたわよ」 大きな欠伸をしながら『全然寝たりません』的な感じで、御門先生が挨拶を返す。 「眠そうっスね、先生」 「本来ならこの時間帯はまだ寝てんのよ?それなのに、はふ…、こんな朝一番から学校に来る事になるなんて思いもよらなかったわ。」 「いやいや、あなたが原因作ったんだからちゃんと責任持って下さいよ」 「や~ね~、悪いと思ってるからこうして頑張って早起きしてきたんでしょうが♪」 手をヒラヒラさせて笑顔でそう言う御門先生。 「とりあえず結城君、まずはコレに着替えて頂戴」 そう言って、リトにその服が入った手提げ袋を手渡す。 「……」 そして、その袋の中を見て固まるリト。 てゆーか、このシーン昨日もあったような…。 「………………先生」 「ん?」 「何スか、コレ?」 「見て分からない?」 「………女子の制服にしか見えませんが…」 「分かってるじゃないの」 「………オレにコレを着ろと?」 「ええ」 「何故!?」 「女の子が男子の制服着て授業受ける訳にはいかないでしょ?」 「……」 「……」 「……ちなみに拒否権は――。」 「あると思う?」 「……」 「なんなら先生が着替えさせてあげましょうか~?」 手をワキワキさせて、怪しげな笑顔でそんな事を言う御門先生。 「……(汗)」 ……………。 …………。 ………。 「はぁ~……、分かりましたよ、着ますよ…。着ればいいんでしょ、着れば…」 これ以上の抵抗は無駄だと悟ったのか、リトはあっさりと承諾した――。 ――――――。 「ほっほ~う、似合うとは思ってはいたけどまさかこれほどとは」 「……///」 女子の制服を着たリトを見て、素直に感心する御門先生。 「ホント、なんかずっと前からいるみたいな雰囲気がする位完璧な着こなしね。とても今日初めて着たとは思えないわ」 「そりゃあ…、まぁ…(汗)///」 「昨日、コレ含めて色々と着せられましたから」とは口が裂けても言えない。 言ったらこの人の事だ。また何か良からぬ事を企んでくるだろう。いや、企んでくるに決まってる。(断言) 「でも結城君…」 「はい?」 「どうして下着は付けてないの?」 「い、いいじゃないですか。下着位付けてなくても///」 「まぁ確かに、ブラはしてない娘は結構いるけど、流石にショーツの方は…」 「そっ、そこは体操着の短パンでも穿いて誤魔化しますからっ!そ、そんな事よりも早く本題に入りましょうよ!HR始まっちゃいますよ!?」 HRまでまだ一時間近くあるのだが、これ以上このネタで引っ張られたくないので先を促すリト。 「あ、待って待って。せっかくだから記念に一枚――♪」 「本・題・に・入・り・ま・し・ょ・う!!(怒)」 「む~、結城君のいけず~」 デジカメ片手にちょっと拗ねる御門先生。 「……まぁいいわ。ちょっと残念だけど、これ以上時間を掛けるのもアレだし…」 という訳で、いざ本題へ――。 「とりあえず学校側には、『結城君は事情があって二週間程学校に来れなくなった』、『その間、短期編入生として別の子を代理で通わせてほしい』とだけ言っておいたから」 「はぁ…、その事情って?」 「そこは自分で考えなさいな。私も流石にそこまでは面倒見切れないわよ」 「そう言われても…、何かこう、アドバイス的なものを――。」 「そうね~…、例えば『日本全国のメイド喫茶、完全制覇の旅に出た』とか♪」 「自分で考えます(キッパリ)」 返事するまで0.01秒。 「あらそう?残念♪」 とても残念そうには見えない。 「でもよくそんな説明で学校側があっさり納得しましたね…」 「ああ、それ?いえね、さっきの説明と昨日こっそり隠し撮りした結城君の写真を校長先生に見せたら――。」 (親指立ててとてもスバラシイ笑顔で) 『なんだかよく分からんけどカワイイからOK♪』 「――だってさ♪」 「……………………まぁそんなトコだろうと思ってはいましたけどね、あのエロ校長なら…(汗)」 故に、これ以上何も言う気が起きないリト。 「さぁ、早いトコ編入手続き済ませちゃいましょう♪それで担任の先生にも挨拶に行かなきゃ」 「あ~い」 という事で、二人は職員室へと向かった――。 「ところで先生、何時オレの写真を隠し撮りしたんスか?」 「禁則事項です♪」 ―――――― 一方、教室――。 『ガラッ』 「おはよ~」 今日も元気一杯で教室に入るララ。 「あ、ララさんおはよう」 「おぃーすララちぃ」 「ララちぃおっはー」 春菜と、その友達の籾岡里沙と沢田未央が返事を返す。 「……ってアレ?ララちぃ、結城は?」 ここで籾岡が、いつも一緒にいる筈のリトがいない事に気付いた。 「え、えーっと…(汗)」 実は、リトが家を出る前…。 『いいかララ、オレが女になったなんて誰にもバラすんじゃねーぞ!特に籾岡と沢田と猿山には!!』 ――と、ララに釘を刺していたのだ。 リト曰わく、 『普通こんな話信じてもらえないだろうが、宇宙人や幽霊が存在している位だからそれくらいあっても不思議では無い。 バレたらこの三人の事だから、きっとろくでもない事を仕掛けてくるに違いない。絶対に。 特に猿山辺りは『親友』というポジションを傘に立てて、アレコレセクハラ行為を仕掛けてくるに決まっている。200%間違いなく!』らしい…。 ………随分信用の無い親友である。 「ゆ、結城くん昨日から用事でどこかに出かけてるんだよ。だよね、ララさん?(汗)」 なんとなく事情を察したのか、見かねた春菜が助け船を出す。 「へ?あぁうんうん、そーそー。どんな用事かは知らないけど、それで二週間位学校に来れないってさ(汗)」 「「ふーん…」」 冷や汗一杯で返答し、なんとか誤魔化す事に成功。 「でも春菜。何で結城が昨日からいないって知ってるの?」 「え゛っ!(汗)///」 沢田のツッコミに対して、不意に顔を赤らめる春菜。 「あぁ。だって春菜、昨日ウチに来たもん♪」 「ちょっ、ラ、ララさんっ!!///」 「え~なになに~?もしかして春菜、休みの日に結城に会いたいが為に――。」 籾岡がニヤニヤ含み笑いをしながら尋ねる。 「ちちちち違うよぉ!!きき、昨日はララさんからCDを借りようと思って行っただけで、決して結城くんに会いたいとかそんな事は全然まったくこれっぽっちも――!!///」 本心を知られたくないからか、必要以上に必死なって誤魔化そうとする春菜。 リトが見たら、間違いなくヘコむであろう光景である。 『ガラッ!』 「うぉーい、大変だー!!」 突然、猿山が慌てふためきながら教室に入ってきた。 「え、何々?どーしたの猿山?」 「またしょーもない企画でも思い付いた?」 「ちげーよ!!(怒)」 籾岡と沢田の茶化しを一蹴して、猿山が興奮気味に喋り出す。 「今日、このクラスに転入生が入るんだってさ!!しかもそいつ女だ!!」 『なにぃーーーー!!!!』 クラスの男共が一斉に声を上げる。 「猿山っ!!その話マジか!?」 「マジもマジ、大マジだ!!さっき御門先生と一緒に骨川先生に挨拶してたからな!!」 「なっなあ!!その女って可愛かったか!?」 「それが後ろを向いてたから顔の方は見えなかったけど…、ただ!!」 『ただ!?』 「オレの見立てではその娘………、ララちゃんにも引けを取らない身体をしているっ!!!」 『うおぉぉぉーーーーーー!!!!』 男共は一斉に雄叫びを上げた。 「はぁ~…、ウチの男共ってどーしてこう…」 籾岡が呆れた声で呟く。 「でも転入生ってどんな娘なんだろうね~」 「うん、なんか楽しみだね~♪」 沢田と、何故かララまでその『転入生』の話題に花を咲かす。 「ラ、ララさん、ララさん(小声)」 「ん?」 「あの…、その転入生って、結城くんの事じゃ無いの?(小声)」 「ぇええっ!!そうなのぉ!?(驚)」 「ラ、ララさん……(汗)」 ララの天然ボケに、春菜苦笑い。 『キーンコーンカーンコーン――』 そして、始業のチャイムが鳴った――。 ―――――― 「え~それでわぁ、ワシが呼んだら入ってきてくだふぁい」 「は、はい…」 そう言って、骨川先生は教室の中へ…。 (うぅ~…、なんか緊張する~…) リトはソワソワ落ち着かない感じで、呼ばれるのを待つ。 『え~まず最初に~、結城君が一身上の都合で二週間程学校に来れなくなりまひたぁ~』 そう言った途端、教室内がざわつく。 『せ、先生。結城くん何か怪我でもしたんですか!?』 少し慌てた感じで、古手川唯が質問する。 『いやぁ、ワシもそこんトコは詳しく知らなんで…』 『し、知らないって、知らないって何ですか!?普通そういう事情諸々は把握しておくものじゃ無いんですか!?』 『ワ、ワシはただそれだけ聞かされただけで――(慌)』 (まぁ、確かに普通はそうだよな…(汗)) 唯と先生の言い争いを聞きながら苦笑いを浮かべるリト。 (にしても…、古手川、もしかして心配してくれてるのかな…) その事が少し嬉しくて、リトは思わず顔がほころんだ。 『先生っ!!そんな事よりも転入生の娘を紹介して下さい!!』 『そーですよ!!結城の事なんかどーでもいいから早く転入生をぉ!!』 (そっ、そんな事!!?) だが、猿山及びクラスの男共の心無い発言にカチンときて、表情を一変させる。 (今言った奴…、元に戻ったらブッ飛ばす!(怒)) 拳をワナワナ震わせながら、心の中でそう誓うリト。 『おぉ、そうじゃった。ではその転入生を――』 『ちょっ、先生!まだ話は――!』 『まーまー唯っち。いくら結城の事が気になるからってそんな必死になんなくても』 籾岡がニヤニヤしながら茶化す。 『んなっ!!何言ってんの籾岡さん!!わっ、私は別に結城くんの事なんか――///』 顔を真っ赤にして全力否定する唯。 『ほ、ホラ先生っ!!一時限目始まっちゃいますから早いトコその転入生を紹介して下さいっ!!』 そして、誤魔化しから先を促す。 (何もそこまで力一杯否定しなくても…(泣)) その一方で、さっきの唯の発言に軽くヘコむリト。 『え~それででふね~、結城君のいない間、代理という形でこのクラスに短期の編入生が入りまふ』 『短期ぃ!?ずっとじゃないんスか!?』 『別にいいよ、結城なんかずっといなくても!!その娘代わりに入れようぜ、代わりによぉ!!』 (……) 『ブッ飛ばす』んじゃなくて『ブッ殺す』にしとこうか…。 ――と、再度心に誓う今日は表情百面相なリトだった。 『………先生、気にせず先を進めて下さい』 こめかみをピクつかせながら唯が先を促す。 『それでわぁ、どうぞ入ってきてくだふぁい』 (――っと、呼ばれた) さっきまで考えていた事を振り払い、教室のドアに手を掛ける。 (よし…、行くか) そして、ゆっくりとドアを開けた――。 『ガラッ』 「ど、どうも~…」 精一杯の愛想笑いを浮かべながら教室に入る。 『……』 途端に、教室内が静まり返った…。 (って、アレ?リアクション無し?(汗)) 予想外の雰囲気に戸惑っていると…。 「あの~、自己紹介を…」 「え?あぁ、はい!(慌)」 先生に先を促され、慌てて自己紹介を始める。 「えっと……、初めまして…。今日から二週間程、リトの代わりにこの学校に通う事になりました――」 一呼吸置いて、そして…。 「結城零紋(レモン)といいます。短い間ですが、よろしくお願いします。」 そう言って、深々と頭を下げた。 『……』 ……………。 …………。 ………。 (………………………………………アレ?(汗)) 教室内、ノーリアクション。 (な、何だ?もしかして…もうバレたとか!?(焦)) 心の中で焦るレモンことリト。 「あ…、あの~……(汗)」 恐る恐る訪ねようとしてみると…。 『うおぉぉぉーーーーーー!!!!』 「ひぃっ!!?(驚)」 突然男共が雄叫びを上げ、思わずビクッと仰け反るリト。 「むっ、ムチャクチャ可愛いーーー!!!」 「ララちゃん以来の超極上級の美少女だーーー!!!」 「うぅ…、このクラスで良かった…(泣)」 「ぁ………、ぁははは……(汗)」 男共の様々なリアクションに軽くドン引きなリト。 「ハイハイ、質問ー!!」 勢いよく猿山が手を挙げる。 「レモンちゃんは名字がリトの奴と同じなんだけど、アイツとどんな関係なの!?」 いきなり名前の方で呼ばれて『ちょっと馴れ馴れし過ぎやしないか?』とも思ったが、とりあえず質問に答えておく。 「え、えっと……、一応……イトコになるのかな…?(汗)」 『イトコ!!!』 打ち合わせでもしていたかのように声を揃えて復唱する男共。 「何だよリトの奴!!こんな可愛いイトコがいたなんて聞いてねーぞ!!(怒)」 「なんでアイツばっかり女が寄ってくるんだよ、しかも美少女限定で!!(怒)」 「チキショー、少しはこっちにも回せってんだよ!!(怒)」 普段思っているリトへの不満を爆発させる男共。 「レモンちゃん!!もしかしてレモンちゃんも結城の奴が――!!」 「え゛っ!?い、いや、あの、オレ…じゃなくて、ボクは別にそんな――(汗)」 『しかもボクっ娘くわぁぁぁ――――!!!!(狂)』 男共、更にテンションUP。 (……(大汗)) リトは思った…。 今まで気付かなかったが、いや、薄々は気付いていたのだが…。 いやいや、気付いてはいたんだけど認めたくなかったというか、改めて再確認したというか…。 (このクラス…、変な奴ばっか!!(大汗)) もっとも、その『変な奴』に自分は含まれているのかどうかは定かではない…。 ま、とにもかくにも…。 『結城梨斗』改め『結城零紋』の受難の学校生活が始まった――。 ―――――― 「つっ、疲れたぁ~……」 「だ、大丈夫?結城く…じゃなくて、零紋さん…(汗)」 机の上でグッタリうなだれるリトを、春菜が心配そうに気遣う。 休み時間の度に男女問わず質問攻め&好奇心の目に晒され、 しかもこの『極上の短期編入生』の噂は瞬く間に全校生徒に広がり、そのおかげで教室の前には、一目見ようと上から下まで沢山の野次馬が押し寄せ、 ようやく落ち着いた時には既に昼休みになっていた…。 ちなみにどんな質問をされたかというと…。 『レモンちゃんって彼氏いるの?』 『レモンちゃんってどんな人がタイプなの?』 『レモンちゃんってデートするなら何処行きたい?』 『犬とお呼び下さい』 ……って、最後のは質問じゃ無いのでは…。 「ねーねーリト~」 「ララ、学校にいる間はその名前で呼ぶなって」 「あ、そっか。えーっと…、何だったっけ?」 「レモンだよ。レ・モ・ン」 「んー、何か別の名前呼ぶのって違和感あるなぁ~」 「仕方ないだろ、本名なんか名乗れる訳ないし」 「む~、そうは言っても…。もっとこう…、違和感の感じない名前に出来なかったの?」 「例えば?」 「『リト子』とか『リト美』とか♪」 「安易過ぎるしゴロ悪りーし一発バレだろーが!」 「ぁ…ぁはは……(汗)」 そんな風に、ララと簡素な漫才を繰り広げていると…。 「ララちぃ~、春菜~、レモり~ん♪」 籾岡と沢田が笑顔で近づいて来た。 「里沙、未央」 「あ、リサミオ~♪」 「れ、れもり…(汗)」 (早くもあだ名すか…) 苦笑いするリト――とゆーかレモンに籾岡が尋ねる。 「ねーねーレモりん。すっかり聞くタイミング逃してたけど、レモりんは結城の奴がなんでしばらく学校に来れなくなったか知ってる?」 「え゛!?ぁー…ぅん…(汗)」 冷や汗を掻きながら、さっき速攻で考えた言い訳――もとい、来れない事情を話す。 「ホラ、リトのお父さんで売れっ子の漫画家でしょ?実は今、物凄く気合の入った読切漫画を書いてるらしいんだけど、どうも作業の方が滞ってるらしくて…。 それでリトが呼び出されたんだけど、なんせ連載も三本も抱えてるもんだからあまりにも進行が遅れててかなりギリギリの状態になっちゃってるらしくてさ…。 それで二週間位帰るに帰れなくなったって言って、それで何を血迷ったのか、たまたまリトん家に来てたボクに…」 『すまねぇがレモンちゃん、二週間ばっかしリトの通ってる学校に代わりに行ってやってくれねーかな?』 「――って叔父さんに頼まれてこーゆー事になったってワケ(汗)」 ここ最近、たまたま父・才培が書いていた読切漫画のネームの手伝いに追われていたから、すべて嘘という訳ではない。 実際、何週間か後になったらその読切が雑誌に載るから辻褄は合うはずだとリトは思い、この様な理由になった。 (ちなみに、その読切漫画の原稿は予想以上に早く仕上がっていたりする) 「へ~。て事はレモりん、春菜とは昨日会ってたの?」 「ま、まあね。ね?西連寺……さん(汗)」 「う、うん…。零紋さん、昨日は…どうも…(汗)」 「ふ~ん、そーなんだ。あたし結城の事だからてっきり、『日本全国メイド喫茶、完全制覇の旅』に出たんだと思った」 「あー、結城だったらそんな理由も有り得るかも~」 (オレってそんな印象!!?(ガビーン!!)) 心の中でショックを受けるリト。 「でも…、何で結城はその事レモりんに話してララちぃには知らせなかったの?」 「う゛ぇっ!?(大汗)」 今度は沢田から疑問をふっかけられる。 「あーっと、その時夜中だったからララちゃん寝ちゃってたんだよ!後でちゃんと話そうかと思ってたんだけど、朝早かったから時間が無くて…。ゴメンねララちゃん(大汗)」 「そっ、そーだったんだ~!ヒドいよレモン~、私リトがしばらくガッコ来れないって聞いて心配してたんだよ~!?(大汗)」 若干目を泳がせながらぎこちなく会話を交わすララ。端から見ても結構怪しい…。 「でもさ~、いくら頼まれたからって、そんな簡単に部外者の人間が代理で通うなんて真似――」 続いて、籾岡が至極当然なツッコミをするが…。 「いや、ボクもそう思ったんだけど……………………ここの校長が…(汗)」 「「「………………………………………ぁー…(汗)」」」 「あの校長ならそれ位有り得る」と思ったのか、妙にあっさり納得した籾岡と沢田。……そして春菜。 「じゃあさ、レモりんも地元の学校に通ってるんでしょ?そっちの方はどーすんの?」 更に沢田からの質問(追い討ち?)。 「い、いや、その………、じ、実はボク、色々あって学校の方には通ってないんだ(汗)」 「えっ、そうなの!?」 「えっと、聞いちゃまずかった?(汗)」 「い、いやいやいやいや気にしないでよ!?別にボクなら全然大丈夫だからっ!(慌)」 (しまった…、もっと気の利いた事言えば良かった…(汗)) 自分の迂闊な発言を少し後悔したリトだが…。 「分かった、じゃ気にしない♪」 「そんなのいちいち気にしてたらキリがないもんね~♪」 「……」 リトの心に『前言撤回』という言葉が浮かんだ。 「にしても…」 そう呟いて、まじまじリト(レモン)の顔を覗き込む籾岡。 「な…ナニ?///(汗)」 女の子に顔を凝視され、少し頬を染めて距離を取るリト。 「レモりんって、何となく結城に似てるよね…」 「え゛っ!!?(大汗)」 ギクッとなるリト。 「あー、そー言われれば…」 「でしょ?なんか全体の雰囲気がというか、なんというか…」 「ぁ、ぁははは…、ボクもよく言われるよ…(大汗)」 冷や汗をダラダラ流しながら、何とか誤魔化そうと考えるリトだが…。 「簡単に言っちゃうと……、結城をそのまま女の子にしたみたいな感じ?」 「ギックぅっ!!?(滝汗)」 「「ぎっくぅ?」」 「あ、いや……、ぎ、ギックリ腰になったおばーちゃん今頃どーしてるかな~って(滝汗)」 物凄いベタベタな誤魔化し方である…。 「あ、ちょっとボクトイレ~…(汗)」 そう言って、リトは逃げる様に教室を出た――。 てゆーか実際逃げてるんだし…。 「どーしたんだろね?レモりん。なんか焦ってたみたいだけど…」 「さぁ~?ずっと我慢してたからじゃないの?」 「春菜~、ヒミツにするのって大変なんだね~(小声)」 「ぁ…ぁははは…(汗)」 ――――――。 「あぶねーあぶねー、あいつらこんな時に妙に鋭い勘を発揮すんだもんなぁ~…(焦)」 少し籾岡と沢田に脅威を感じつつ、リトはトイレの中に入って行った。 『うわっ!?(驚)』 「へ?…………あ!」 中にいた男子生徒達から驚きの声を上げられて、リトは気付いた。 今現在『女の子』である自分が『男子トイレ』に入ってしまってるという事に。 「すすすすすすすすいませーーーん!!///(慌)」 慌てて男子トイレから飛び出す『女の子』リト――いやレモン。 (やっべー…、ついいつものノリで普通に男子トイレに入ってっちゃったよ…。そうだよ、オレ今女なんだから入るなら女子トイレの方――(汗)) という事で、リトは女子トイレの方へ足を向け、その中へ入って――。 『ピタッ』 ――行こうとしたが、不意に足を止めた。 (……) ……………。 …………。 ………。 (入るのか!!?(大汗)) 風呂場に続き、第二の試練到来。 (い、いやいや待て待て落ち着け。オレ今は女なんだから別に何も可笑しくはないんだよ。うん、問題は無い…(汗)) とりあえずそうやって自分を納得させようとするが…。 (いや、でもなぁ…、確かにナリは今女だけど中身は男だからなぁ…。オレとしてはそこんトコやっぱり抵抗が…(汗)) 男としての人格とプライドがブレーキを掛ける。 そんな昨日と同じような心の葛藤を抱きながら、女子トイレの前をウロウロしていると…。 「結城さん、何してるの?」 「うひゃあぁっ!!?(驚)」 不意に唯から声をかけられ、思わず飛び退くリト。 「そ、そんなに驚かなくてもいいじゃない…(汗)」 冷静に宥めようとするが、実は心の中ではリト(レモン)のリアクションに少し傷ついた唯。 気の強い人ほど、中身は繊細なものなのだ。 「あ……、こ…古手川……さん…(汗)」 「あれ?私名前名乗ったかしら?」 「あっ!さ…西連寺さんに教えてもらったの!あの人がクラスの風紀委員をやってる人なんだって!(汗)」 「あ、そうなんだ」 なんとか誤魔化し成功。 「それよりも結城さん、何でトイレの前でウロウロしてたの?入りたいなら入ればいいのに」 「え゛!?ぁー…ぅん…、そーなんだけど…(汗)」 「え、何?もしかして個室全部埋まっちゃってるとか?」 「い、いや、そーゆー訳じゃ…(汗)」 「じゃ、早いトコ入っちゃえば?でないと何か変な誤解受けちゃうかもしれないわよ?」 「え?何で?」 「だってさっきの結城さん…」 「へ?」 「なんか『女子トイレを覗こうとしている変質者』みたいに見えたから」 唯は苦笑いしながら冗談混じりに言ったつもりだったが…。 「ぐはっ!!?」 既に変な誤解を受けて物凄く傷ついたリトは、全身に暗~いオーラを纏ってその場に突っ伏してしまった。 「ゆ、結城さんっ!?どうしたの、大丈夫!?(汗)」 何が起こったのか解らず、とりあえずリト(レモン)を慰めようとする唯。 「ふ…、ふふふふ………」 『ビクッ!』 「ゆ…、結城さん…?」 突然、リト(レモン)が怪しげな笑い声を発し、唯は思わずズザザザッと後退りをした。 「そうだよ、何を恐れる必要があるオレ。オレは今女なんだから女子トイレに入ったって何の問題も無いだろ…?(小声)」 「ぇ……えーっと…(汗)」 ブツブツ何かを呟くリト(レモン)を見て軽く恐怖する唯。 「そうだ!!オレは女なんだ!!女が女子トイレに入って何が悪い!!」 「あ、あの…、結城さん…?(大汗)」 (『オレ』?) 何か大きな決意を固め――とゆーか、ヤケクソになったリト。 一方、さっきの『オレ』発言に若干引っ掛かった唯だが、リト(レモン)の勢いに押されてそんな疑問も吹っ飛ぶ程ドン引きしていた。 「…………………ふー」 深く大きく深呼吸をして、そして…。 「うおぉぉぉーーーー!!行くぞコラァァァーーーー!!!」 気合の入った叫び声と共に、リトは女子トイレへと突撃していった――。 「な、何もそんなに気合入れて入って行かなくても……(汗)」 (ひょっとしてアレかしら?ここ最近、お通じが来てないとか…) そんなリト(レモン)の様子を、ただひたすら頭に?マークを浮かべながら呆然と見送る唯なのだった――。 ―――――― 「ぁーー……」 どうにかトイレの難関をクリアしたリトは、妙にぐったりした感じで廊下を歩いていた。 「なんでトイレ行くだけでこんなに疲れなきゃなんねーんだよ~……」 そんな事をぶつぶつ呟きながら教室に戻ろうとすると…。 「ヘイ、そこの彼女!!」 「………ほえ?」 不意に後ろから声を掛けられ、振り返るとそこには…。 「どうしたんだい?浮かない顔して。悩み事があるならいつでも相談に乗るぜ!!」 『さすが弄光センパイ!ここが学校だという事もお構い無しに今日もナンパしまくりだ!!』 (げっ、弄光!!?) 元祖女たらし軽犯罪者、弄光(と、その後輩 s)が爽やかな(ウザい?)笑顔で立っていた。 「むむっ!」 突如、弄光が目をくわっと見開いて、懐から『MOTE NOTE』と書かれた怪しげなノートを取り出し、パラパラ捲り始めた。 (オレのマル秘ノートにデータが無い美少女……。この学校にまだこれほどの娘がいたとは…!) 「キミっ!!」 「はっ、はいっ!?」 「キミこの学校じゃ見かけた事が無いけど、もしかして転入生かい!?」 「ぁ……は…はい…、一応……今日から短期間の編入…ですけど……」 「何っ!?という事は、今学校中で噂になっている『あのララ以来の美貌と身体を持ったボクっ娘編入生』というのはキミの事かい!!?」 「い、いえ、編入生なのは確かですけど、そんな大袈裟な者じゃあ――!」 (てゆーか、何故『ボクっ娘』の部分を強調する?) 余談だが、何故リトは自分の一人称を『私』では無く『ボク』にしたのか…。 一応、外見は女の子だが中身は男のままであるリトにとって、自分の事を『私』と呼ぶのは、なんか精神的にも『女の子』になってしまいそうな気がして少なからず抵抗があった。 だからこそ、自分はこれでも男だという事を忘れない様に、女が使っても別に可笑しくない呼び方(てゆーか、先日読んだマンガの女の子キャラが使ってた)という事で『ボク』という一人称を使う事にしたのだ。 ………まぁ、それがここまで男子生徒内で大反響を呼ぶとは、リトにとっては予想外だった様だが…。 (どっちにしても、コイツにはあんまり関わりたくないから、どーにかしてここから離脱しなければ…) この場から逃げ出す方法を模索するリトの様子など全く気付きもせず、弄光は嬉々として話し(口説き)かける。 「キミ、名前は何ていうのかい?」 「へ?あぁ、レモンです。結城レモン」 「へぇ、レモンちゃんというのかい。甘酸っぱい雰囲気がするキミにとてもお似合いの名前だね♪」 「ぁ、あぁ…、どーも…」 (意味解んねっつーの) 「そうだ!レモンちゃんこの学校の事よく知らないだろ!?オレが案内してあげるよ!」 「い、いえ結構です!大体の場所は御門先生に教えてもらいましたから!」 (つーか元々この学校の生徒だし…) 「遠慮するなよ!オレが誰も知らない様な、『二人きりで』まったり出来る穴場スポットを教えてあげるから♪」 「だ、大丈夫ですから!間に合ってますから!知りたくもありませんからっ!」 (あーもー、しつけー!そしてウゼー!つーか馴れ馴れしいな、コイツ!!) しつこく食い下がる弄光に嫌悪感を感じ、一刻も早くこの場から離れたいリト。どうやって誤魔化そうかと思考回路をフル稼働させて、導き出した答えは…。 「あの、ボクちょっと急いでますんでこれで――」 踵を返して強行突破。 「あっ、ちょっと待って――うわっ!?」 「え?わぁっ!?」 引き止めようとした弄光だが、不意に足を滑らせ、そのままリト(レモン)に後ろから抱き付いてしまった。 しかも…。 『むにゅ』 「え?」 「……………へ?///」 両手で思いっ切りその豊満な胸を掴んでしまった。 「あ…………あれ?」 「な………な………な…………///」 暫くその状態で時間が止まった様に固まる両者。 そして…。 「~~~~~~っ!!!///」 リトの顔が一気に紅潮して――。 「何すんだてめぇぇぇーーーーー!!!///」 『ドゴォッ!!!』 乙女の怒りのJETアッパー(廬○昇龍覇)、炸裂。 「ごばぁっ!!?」 まともに受けた弄光の身体はそのまま宙を舞い、頭から真っ逆さまに墜落した。 『せっ、先輩~~~!!』 慌てて弄光に駆け寄る後輩 s その隙に、リトは全速力でその場から離れた。 『先輩!!しっかりして下さい、先輩~~!!』 「の………の………の……」 『の?』 「ノーブラでした…♪」(ガクッ…) 『さすが先輩っ!!こんな時でも探求心を忘れないなんて、男の中の男だーー!!』(感動) ―――――― 一階、渡り廊下――。 「はぁっ、はぁっ、はぁっ…///」 顔を真っ赤にしながらも、何とか気分と呼吸を整えようとするリト。 よっぽどさっきの出来事がショックだったのか、教室に戻る筈が何故かこんな所まで来てしまった。 「あんの野郎ぉ…、人の胸思いっ切り掴みやがってぇ~…///」 胸を押さえて、弄光に対してふつふつ怒りが湧き上がる。 (おかげで一瞬変な気分になっちま………って何考えてんだよオレはぁ!!///) 『ガンガンガンガンッ!!!』 さっきの感触が一瞬頭をよぎって、一刻も早く忘れようと校舎の壁に頭を打ち付けまくるリト。 端から見れば、ヘッドバッドの練習をしている様にも見える。 「あ、あなた…。何をやってるんですの…?」 「へ?」 再び後ろから声を掛けられ、振り返ると…。 「壁に向かって頭突きなんかされて…、何か格闘技の練習でもされてるのかしら?」 自称、彩南校のクイーン(通称、変人クイーン)天条院沙姫が、何か不思議な物を見る様な目をして立っていた。 勿論、今日もお供の九条凜と藤崎綾も一緒である。 (ぅわー…、今度は天条院センパイだよ…) またしてもあまり関わりたくない人に出会ってしまい、軽くうなだれてしまった。 「な、なに人の顔を見るなりそんな嫌そうな表情されるんですの!?失礼ですわね」 少し不愉快な気分になる沙姫。まぁ、いきなりこんな行動をとられれば当然といえば当然だが…。 「ってアラ?あなた見かけない顔ですわね。転入生かしら?」 「え゛っ、ええ、まぁ…」 「んー、それにしては何か何処かで…、それもごく身近で会った事がある様な顔なんだけれども…」 リト(レモン)の顔をまじまじ見ながら考え込む沙姫。 と、ここで凜が――。 「沙姫様、もしかしてこの娘ではないでしょうか?本日ララのクラスに編入してきた、『あの』結城リトのイトコというのは――」 「ああ、あなたが今学校中の話題になっている噂の編入生なのですか」 「ぁ…、ぁはは……」 「ふ~ん、そう…。あなたが…」 苦笑いするリトをよそに、何か考え込む沙姫。 (やば…、何か嫌な予感がビンビンする…) 頭の中で、日頃の非日常的日常の中から生まれた危機察知能力が警報を鳴らす。 そうでなくとも、只でさえこの人と関わるとロクでも無いことばっかり起きるので、リト自身これ以上この場に留まりたくなかった。 (これ以上ここにいるのはマズい…。何か分かんないけどそんな気がする!早いトコ逃げなければ!) という訳で、ややこしい事に巻き込まれる前にさっさとこの場から立ち去ろうとしたリトだったが…。 「あなた、名前は?」 「う゛ぇっ!?」 一瞬早く、沙姫の方から会話を切り出され、逃げる機会を潰されてしまった。 「『う゛ぇっ!?』ではなくて、名前は何と言うのか聞いてるんですの」 「ぇ、ぇーと…、れ、レモン…です…」 「そう、レモンさん。私は三年の天条院沙姫。この彩南高校のクイーンですわ」 「は…はぁ……」 「いい機会だからあなたに一言だけ言っておきますわ。いい?彩南高の真のクイーンはララなんかではなくこの私です!!あなたもそこの所勘違いしないで、私をクイーンと称え敬う様に!! いいですわね?彩南高のクイーンはこの私!!ホーーホッホッホッホッ――!!!」 「はい分かりました。それじゃボクはこれで――」(投げやり気味) 「ちょっ、ちょっとお待ちなさい!!何故そんなそそくさ逃げようとするのですの!!?」 「いやだって…、なんか『センパイとは関わっちゃいけない』って本能が言ってまして…」 「どういう意味ですの、それは!!?」 至極当然、ごもっともなお怒り。 しかし、今までが今までなのでリトの言い分も解らなくはない。 「あなた、見掛けだけじゃなく中身まで結城リトと同じで私をバカにしてるんですの!?」 「い、いえ、決してそーゆー訳じゃあ――!?」 「じゃあどういう訳なんですの!?」 激昂してリト(レモン)を責め立てる沙姫。 「ぇ…ぇーと~……、その~………」 返答に困るリト。説明しようと思えば出来るかもしれないが、何分この人にはその自覚症状が無いので多分理解してもらえないだろう…。いや、きっと理解してもらえない。(断言) その上、後ろにいる凜と綾にも睨まれ、図式3対1状態でかなり厄介な状況である。 (ほーら、やっぱり段々とややこしくなってきた…。なんとか適当に誤魔化して早いトコここから離れなきゃあ――) どうやってか沙姫の機嫌を宥め――とゆーか、いい加減これ以上関わりたくないので、この場からの離脱方法を考えるリト。 そして、考え抜いた結果…。 「あっ、ザスティン!!」 「えっ!?どこっ、どこっ、どこっ、何処ですのザスティン様ぁ~!!///♪」 リト(レモン)の指さした方向へ向かって、自分の想い人の名前を連呼しながらその姿を探す沙姫。 「あぁザスティン様ぁ~!!何処にいらっしゃるのですか~、私のザスティン様ぁ~!!///♪」 「沙姫様、沙姫様」 「ちょっ、五月蝿いですわよ綾。ザスティン様ぁ~!!あなたは一体何処に――!!///♪」 「沙姫様っ!!」 「って何ですの綾!!さっきからゴチャゴチャと!!」 「あの…、彼女逃げちゃいましたけど…」 「へ?」 振り返った時にはもう遅く、既にリト(レモン)の姿はそこには無かった…。 「……」 ……………。 …………。 ………。 「はっ…、謀りましたわねぇ~~~~!!!」 古典的な手口ほど、案外簡単に引っかかるものである…。 「しかし、あの短い時間で足音一つ起てずに…。逃げ足も結城リト並みですね…」 「凜、感心してないでさっさと追いかけなさい!!」 「む、無理ですよ沙姫様ぁ~。もう完全に見失っちゃってますから~」 「綾、世の中諦めなければ何でも出来る様になっているのよ!!」 「沙姫様、それでもやはり無理があると思いますが…」 「ムッキーーー!!!おのれ~ララといいあの娘といい、私をコケにしくさってぇ~!!この屈辱必ず返して差し上げますからねぇ~~!!!」 沙姫の怒りの叫び声が、澄み切った青空へ消えていった――。 ―――――― 『ガラッ』 「た…、ただいま~…」 「おぉ、おかえりレモり――ってどーしたの?何か随分疲れてるみたいだけど…」 「トイレ行ってきただけでそんなにバテバテになるもんなの?」 「いや、ちょっと痴漢と変人に会っちゃって…」 「「は?」」 頭に?マークを浮かべる籾岡と沢田をよそに――。 (ぁー…、また何かあったんだろーな~…) ――と、春菜だけはなんとなく事情を察して、憐れみチックな苦笑いを浮かべた…。 「……まぁいいや。ところでレモりん」 「ぅん?何、籾岡…さん?」 「今さっきみんなにも話したんだけど、今日の放課後、レモりんの歓迎会をしようと思ってるんだ」 「へ、歓迎会?」 「うん。駅前に美味しいケーキバイキングのお店があってさ、そこで開こうと思ってるんだけど。あたし丁度そこの割引券持ってるし♪」 「そ、そんな、別にいいよ、そこまで気を使わなくても。なんか悪い気がするし…」 「なーに言ってんのさ。ここはお互いの親交を深めるのに丁度いい機会だし、遠慮なんかしないの♪」 「いや、でも…」 籾岡からの誘いを渋るリト。自分の為に歓迎会を開いてくれるその気持ちは嬉しいのだが、何か騙してる様な立場上、申し訳ない気がして踏み込めない。 「行こーよリ…レモン~。せっかくリサ達が誘ってくれたんだしさ~」 ララがリトの背中を押す。 「ララ……ちゃん…」 自分の事を気遣ってくれてると思ったのか、少しだけ気持ちが揺らぐ。 「私もこの間連れてってもらったけど、あそこのモンブラン凄く美味しいんだよ?あ、チーズケーキも人気あるし、ティラミスもハズせないし…。 今月のお小遣いも残り少ないから、こんな機会じゃなきゃ食べに行けないもん♪」 「――って、目的はそっちかい!!」 おもわず吉○的ズッコケ&ツッコミをやってしまった。 「ま、まぁまぁ…、やっぱりこういうのは大勢で行った方が楽しいし……、行こ?結……零紋さん」 「む……うーん…」 春菜からも背中を押されて、しばし考え込むリト。 「………それじゃ、お言葉に甘えようかな」 「よっし、決まり!」 「そうこなくっちゃ♪」 籾岡と沢田がテンション高く喜びの声を上げた。 「わ~い、レモンありがと~♪」 よっぽどケーキバイキングに行けるのが嬉しかったのか、おもわずリトの胸に飛び込むララ。 「わぁっ!?いいいきなり抱き付……かないでよ!///」 「えへへ~♪」 「いや『えへへ~♪』じゃなくって……ってこら頭っ!頭そこですりすりすんな…じゃない、しないでよ!///」 「う~ん、柔らか~♪ふっかふか~♪♪」 とても気持ち良さそうにリトの胸に顔を埋めるララ。 「ぁ……ぁぅ~……」 その隣で、その様子をちょっと羨ましそうに眺める春菜。 「ぇ……ぇぇの~…///」 「天使が~…、天使が戯れておりますぞ~…///」 「こんなスンバラシイ光景を目の当たりに出来るなんて……、生きててよかった~……///」 そして、少し離れた所で恍惚の表情を浮かべる取り巻きの男共。 数名程前屈みになった奴もいたが、それは見なかったことにしておこう…と、リトは心に誓った。 「「むー…」」 そんな中、二人揃ってその様子を、ある一点を凝視しながら考え込む籾岡と沢田。 「ねーレモりん」 「離れてって!///――って何?どしたの?」 ララを引き剥がそうとしてるリト(レモン)に籾岡が尋ねる。 「朝からずっと思ってたんだけど……、レモりんって何気に胸大っきいよね…」 「うん…、ララちゃんにも負けてないかも…」 「え゛!?///」 そのセリフに、何か嫌な予感がした。 「ぁ…、ぁの~……、それってどーゆー……」 「「……」」 「……」 ……………。 …………。 ………。 「「ニヤ~リ♪」」 『ゾクッ!!』 籾岡と沢田の怪しい笑みと共に、全身を寒気が襲い掛かる。 リトの危機察知能力が最大級の警戒を告げ、頭の中ではあの名艦長が『総員、第一級戦闘配置!!』と叫んでいたりもする。 「な…な……何なの…カナ…?そのステキな笑顔は…」 「いえいえ別にぃ~♪」 「ただちょっっっとオモシロい事思い付いただけぇ~♪」 手をワキワキさせて、ゆらりと一歩踏み出す籾岡と沢田。 「おお…オモシロい事って……ナニ…?」 顔を青くして、ずさりと一歩下がるリト。 「ん~?とーーってもオモシロい事ぉ~♪あ、気持ちイイ事なのかなぁ~?」 「説明になってないってば。ぼぼ…ボクに何する気さ?」 「大丈夫だって、何もしないからさぁ~♪」 「いやいや、する気満々の人が言うセリフじゃ無いのかなそれは…」 二人が一歩踏み出す度に一歩下がるリト。 と、ここで沢田が――。 「あれ~?」 ――と、何か後ろの方を覗き込んで…。 「へ?」 ――と、つられて振り返ってしまい…。 「隙ありー!」 「え?」 ――と思った時には既に遅し…。 「うりゃあ♪」 『むにゅうっ』 「ひゃうぅっ!!?///」 『おぉぉぉーーーー!!!』 籾岡がリト(レモン)の胸を思いっ切り鷲掴みにした。 同時に、周りの男共が歓喜っぽい雄叫びを上げ、前屈みになる奴続出。 「ひゃ~、やっぱり思った通り、ララちぃにも負けず劣らずのボリューム♪いやちょっと待って、もしかしたらレモりんの方が大っきいかも!」 「なななななな何すんだよ籾岡……サン!!?///」 突然の事に、一瞬素に戻りかけたリトだったが、何とかギリギリの所で踏ん張った。 「だってこんな立派なモノが目の前にあったらそりゃ触ってみたくもなるでしょ?しかも何?レモりんノーブラじゃん!」 『ナニーーーー!!!!』 再び男共が叫び声を上げ、前屈みになる奴が更に増えた。 しかも…。 「ぼばぁっ!!」 「ぶはぁっ!!」 あまりの衝撃に鼻血噴出で倒れる奴出現。 「リサズル~い。あたしも~♪」 「いいよ~♪さぁ、飛び込んでおいで~♪」 リト(レモン)の胸を揉み揉みしながら、ニヤニヤ顔で答える籾岡。 「こっ、こらぁ!勝手に決め―――ひゃあん!///」 籾岡に文句を言いかけたが、間髪入れず沢田がリト(レモン)の胸に飛び込んできた。 その上…。 「そ~れ、ぱふぱふぱふぱふ~♪」 「うひゃ~、スッゴ~い、気持ちいい~。この感触クセになりそ~♪」 「やっ…!ちょっ…いい加減に………はぁん!///」 「じょばぁっ!!」 「ぶばぁあっ!!」 目の前の現状とリト(レモン)の嬌声によって、鼻血噴出被害拡大中。 「あーズルいよ~。私も混ぜて~♪」 (ってうぉい!!『混ぜて~♪』じゃなくて助けんかいララぁ!!///) 更にララまで楽しそうに混ざってきて、最早収拾がつきそうに無くなった頃…。 「み、みんなぁ…、もうやめなよ~…。零紋さんが嫌がってるし、ここ教室だし~…///」 流石に学級委員長として……とゆーか人として、これ以上の公共羞恥プレイはマズいと思い、春菜が仲裁に入る。 (春菜ちゃん~…、やっぱ頼りになるのはキミだけだ~…) 心の中が感謝感激雨嵐なリト。 ――が。 「え、何?春菜も混ざりたいって~?しょーがないなぁも~♪」 「はあぁぁっ!!?///」 「えぇぇぇっ!!?///」 事態は予想だにしない展開に発展。 いや、ある意味予想通りなのか? 「言ってないっ!そんな事言ってないよぉ~!!///」 「テレるなテレるな。さっきまで混ざりたそうな顔してたくせにさ~♪」 「わっ、私そんな顔してな――!///」 「その割にはさっき未央がぱふぱふしてた時、スッゴく羨ましそうにしてたじゃん♪」 「ぁ……はぅ~…///」 顔を赤らめて俯いてしまった春菜。 (は…春菜ちゃん…、そんな事考えてたの…?///) そして、嬉しいやら悲しいやら、複雑な気分になるリト。 「ホラ春菜、一回やってみなって。もうホント病み付きになっちゃいそうになるから♪」 リト(レモン)から離れて、春菜を前に押し出す沢田。 「春菜~、レモンの胸凄く気持ち良いんだよ~♪ぷにぷにでふかふかなんだよ~♪」 お気楽そうに語るララだが、二人の耳には全く入っていなかった。 何故なら…。 (ま…マジで?マジで春菜ちゃんまで?それちょっとキツくない?いや個人的には嬉しいんだけど……ぅ゛ーん…///) (ど…どうしよう…。何とか誤魔化せられないかな…?いや、でもこんなチャンス今後一切無いだろうし…………って何考えてるの私はぁ!!///) 互いにドキドキしながら、これから起こりそうな事について色々といっぱい考えていたから。 「春菜、早くしなってっ!」 『ドンッ!』 「きゃっ!?」 「え?のわぁっ!?」 しびれを切らした沢田に背中を押されて、リトの胸に飛び込まされる春菜。 しかし、勢いがつきすぎた為に、そのままリトを巻き込んでその場に倒れ込んでしまった。 「ぃ…つぅ~……、大丈夫…?西連寺さん」 「ぅ…うん……、何とか……」 そう言って、起き上がろうとした二人だったが…。 「「ぁ……///」」 不意に目が合ってしまい、今の状況(春菜がリトを押し倒しているような状態)を理解して、お互いに顔を真っ赤にしてしまった。 (端から見れば女同士なのだが…) 「ごごごごごめんなさい~!!あのっ決してワザとじゃあ――!!///」 「いいやいやいや解ってるからっ!!そんなに気にしないで――!!///」 (つーかパンツ見えてますからっ!!///) 座り込んだまま後退り、必死に誤る春菜。その拍子に足の隙間から純白のモノが見えてしまったが、男の悲しい性なのか、あえて黙ってるリト。 「な~にやってんのさアンタ達は~……………………って、レモりん…?」 呆れ顔でリト(レモン)を起き上がらせようと手を伸ばした籾岡が突然硬直した。 「ねぇ………レモりん…」 「ん…?どうかした?」 今度は何を考えているのかと思ったリトだが、籾岡の目があまりにもマジなのでつい身構える。 一方、籾岡はリト(レモン)の身体のある一点――それも足下の方を見続けている。 そして…、籾岡が意を決して放った一言は――。 「レモりん…、何でパンツ穿いてないのぉーー!!?」 「んなぁっ!!!///」 『ぶう゛ぁあぁぁぁーーー!!!!!』 おっと、今の衝撃発言で残りの男子生徒全員赤い噴水と化して倒れてしまった。 「ごごごごご誤解を招くような事言うなぁーー!!ちゃんと穿いてるだろーがぁーーー!!!///」 「うん。でもソレ『パンツ』じゃなくて『トランクス』だよね?」 「穿いてる事に変わりねーだろぉーー!!!///」 (ゆ…結城くん…、口調が…) 激昂するリト。よっぽどさっきの籾岡の発言がカンに障ったのか、口調が素に戻ってる事に全く気付いていない。 「でもレモりん、何で男物の下着なんか穿いてるワケ?」 「うぇっ!?」 沢田からの質問で、リトはようやく落ち着きを取り戻した。 「ぁ…え~っとさ~……、こ、こっちの方が何か着心地が良くってさ…、普段から愛用してるんだ~……。は……ははは…」 乾いた笑いを浮かべるリト。しかし心の中は…。 (しまったぁ…、朝からバタバタしてたから下に短パン穿いとくのすっかり忘れてた…) 自分の迂闊さを激しく後悔していた。 「ん?って事はレモりん…」 「ほぇ?」 「もしかして…、こーゆー下着一枚も持っていないとか?」 そう言って、籾岡がおもむろに自分のスカートをめくり上げた。 「わぁあバカァ!!何やってんだよこんな所でぇ!!?///」 「りっ里沙ぁっ!!?///」 春菜が慌ててスカートを下げさせ、その間必死に目を背けるリト。 しかし、バッチリ見てしまった…。黄色いレースの紐パン。 「何テレてんのさレモりん?女同士でしょーが♪」 「んな事ぁどーだっていーんだよ!!ここ教室だぞ!?誰かに見られたらどーすんだよ!!?///」 「な~に言ってんの。パンツ見られるのが怖くて女子高生なんかやってられないっての♪」 (丁度男子共は全員気絶してるし) 「どーゆー理屈だそれは!!///」 籾岡のムチャクチャな言動にマジギレするリト。 最早口調とかはどうだって良さそうな感じになっているように見える。 「しかし…、これはいけませんなぁ未央サン…」 「はい…、いけませんねぇリササン…」 まるで某時代劇の悪代官と越○屋の如く、かなり怪しい笑い声を発する二人。 「よしっ、特別サービスだ!レモりんの編入祝いに、あたし達がレモりんに似合う下着を選んであげるよ♪」 「はあぁぁっ!!?」 籾岡達の申し出に驚愕するリト。 「いやいや、いい!いい!!別にそんなの要らないし――!!」 「何言ってんの!レモりんみたいなとびっきり可愛い娘が男物の下着なんか穿いてたらそれこそイメージが合わないでしょーが!」 「そーだよ!レモりんにはもっとこう、『いかにも』って感じな下着を着けてもらわなきゃ!せっかくの美少女遺伝子が台無しだよ!?」 内容的にはとても嬉しい事を言ってくれてるのかもしれない…。 ただし、それは『女』だったらの話であって、『男』のリトにとっては迷惑極まりない話である。 「わ~なんか面白そ~♪ねーねー、それ私も選んでいいかな~?」 (ってうぉーい!?何お前までノッてんだよララぁー!!?) 何故かララまでノリノリで便乗してきて、唖然とするリト。 「それじゃみんなで選んであげようか、レモりんの為に♪」 「さんせー♪」 「よーし、私張り切っちゃうからね~♪」 「……」 無言で春菜の方を見て助けを求めるリトだが…。 「……」(ふるふる) 『ごめんね…、あーなったらもう止められません…』みたいな感じで、申し訳なさそうに無言で首を横に振る春菜。 「頑張って、レモりんにぴったりの下着を選ぶぞー!」 「「おーー♪」」 「……………………………………………マジ?」
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注意!! このページは、「お嬢様達のナイトメア」のネタバレを目的としたページです。 まだ同作品を完読されていない方は、申し訳ございませんが閲覧をご遠慮くださいますよう、お奨めいたします。 生徒会スタッフについて Traum (トラウム) (二次元ドリームコミックス) 生徒会スタッフのイメージは、MISS BLACK先生の「Traum (トラウム)」収録の「機動風紀」です。 名前は変えましたけど、イメージは「機動風紀」のままです。 学園モノで、一癖あるキャラといってすぐに思い出したのがこの作品でした。 キーとなるうららのふたなりも「機動風紀」からです。 ドムネルは「Traum」収録「AEGIS MAIDEN」の「淫虫の卵」をイメージしました。 「Traum」がなければ、この作品はもっと別な作品に仕上がっていたでしょう。 ……それにしても、なんで18禁マンガから刺激を受ける?私って……。 クリス 「機動風紀」の生徒会長のイメージです。 登場回数が少ないので、「生徒会長なんだから人望なくちゃ」という感じで書きました。 白銀 吸血鬼にしてもかなりヒドい目にあってもらったのは意図的です。 あれはうららや舞に対する落とし前ですね。 イーリスと白百合味わってもらった結果、イーリスのテクニック(笑)に、かなり味をしめたようですが、しかし白銀にとって目指すのはうららただ一人。ちょっと遊びでつきあったオンナのテクニックにメロメロになったオトコが、結局は本妻に戻るあの図式です。これが白銀の誠意というものでしょうか? 無論、あの夜の経験は、うらら相手にきっちりフィードバックしてるはずですけど。 舞&白銀 どんなに対立しても結局ケンカ友達。という意味では「機動風紀」とは違います。 「機動風紀」のキャラは、あくまで参考にしただけ、必要な設定は、当然ですがすべて自分で作りました。ということです(MISS BLACK先生の絵は好きですので、是非、イメージイラスト書いて欲しいくらいです……ゼータクにも程がありますね。私って(^_^;)) 互いにうららを愛しながらも、素直に接することが出来ない不器用な奴らです。 対立するのは、何をおいても同族嫌悪。 料理下手の設定は、まぁお約束ですけど……。 二人は卒業後、本当にうららと共にネーデルランド(オランダ)へ移住して、共に二人(女の子1人、男の子1人)ずつうららとの間に子供を設けてしまいます。 後にこの子供達が、それぞれかなり重要な地位を占めることになるですが……。 遺伝子情報だけで子供が作れるのかは……この世界では可能。ということで。 イーリス 女子校なんだから、お約束が必要かなぁと思って白百合シーンを加えようと思ってはいたのです。でも、うららイベントは白百合というにはあまりに……なので、イーリスに文字通り一肌脱いでもらいました。 修道院でナニしてたかはまぁ、聞かないであげましょう。 白銀とは一晩限りです。最初からそのつもりだし、白銀が求めてきても、主君や栗須に知られている以上、とても深入り出来る関係ではないのですから。 森村先生 「ここはグリーンウッド」の古文の先生(立山君子)をイメージしました。 銃を撃たせたのは、もうキャラが作者の脳内で勝手に動いている証拠ですね。 シスター・フォルテシア 書いていてシスター・フェリシアと混同して困りました。 イメージは、「ハヤテのごとく!」のソニアです。 ソニアはなかなかに味のあるキャラなので、いつか使ってみようと思っていました。 設定ではもう魔法騎士は廃業。13課も辞め、単なるシスターとして修道院に籠もるとなっています。 この後、再登場する機会はないかもしれませんね。おしいキャラですが。 シスター・マリア&レミントン神父 昔読んだ「孔雀王」初期の作品で、蝿の王(ベールゼブブ)絡みでミッション系女子寮で起きる事件を取り上げたものがありました。そこに出てきたヴァチカンから派遣された神父がレミントン神父の原型、犯人であるシスターのイメージがシスター・マリアです。 華雅女子学園について 時計塔は「ハヤテのごとく!」の白皇学院からです。 東京都のどこにあるのか、考えたくすらありません。 学園内に軍隊がいたり、もうなんでもあり!そんなイメージですか? そういう意味でいえば、私の中でこの学園のイメージは「蓬莱学園」が最も近いかもしれません。 人生やりなおせるなら、あの学園の生徒になってみたいですねぇ……。 メイドについて まぶらほ―もっともっとメイドの巻 (富士見ファンタジア文庫) シリーズ最強の職種はメイド!……なんかそう言いたくなりました。 武装したメイドを登場させたのは、本当に偶然です。 メイドに武器を持たせるのは、よくギャルゲーにあるので、そんな作品を思い出しながらでしたので、特にイメージしたとすれば、ブラックラグーンあたりかな?その程度しかありませんでした。 あと、強いて言えば、「メイドさんと大きな剣」くらい? 築地 俊彦先生の「まぶらほ」のメイド戦記(?)はかなり作品が出来上がってから初めて読みました。面白いですね。 それと、メイド達が宮内省から派遣されたという設定は、結局、信濃艦砲射撃をメイドの発案で実施させる以上、メイド達に権力(権限)を与える必要があるという判断からです。まさかメイドの泣き落としで艦砲射撃を実施させることは出来ませんので。 栗須明奈 ハヤテのごとく! (10) (少年サンデーコミックス) イメージはまんま「ハヤテのごとく!」のマリアさんです。 完璧なトコやドSなトコはそのまんま。 どうしてマリアさんって人気でないんでしょうか?あんなにいい娘なのに……。 栗須姓は、宮内省勤務のメイドである以上、日本人でなくてはならない。そのための苦肉の策です。 登場させた時は、何の考えもなしに「栗須」にしてしまいました。 栗須=クリスに気づいたのは、栗須を登場させた後です。だから、設定はかなりのこじつけです。 あーっ、ヤバかった。 ちなみに明奈はかなり昔の不良のイメージ、中森明菜からです。 春菜 春菜のイメージはどこぞのギャルゲーからでした(作品名忘れました……)。 本当にどこにでもいる、普通の女の子。という感じのキャラですね。 このシリーズではむしろ貴重な存在です。 日菜子 日菜子は「朝霧の巫女」の日瑠子陛下からです。 ヘアバンド(リボン?)を含め、外見をイメージしたければ、日瑠子陛下を想像してください。それで間違いありません。 彼女の内面(行動)は「永遠のアセリア」のレスティーナです。 ほとんど登場しない日瑠子陛下ではイメージに限界が……。 後日談「プリンセス・ワルツ」を含め、彼女のパワフルな行動力は、イメージがレスティーナだから出来る技です。 日菜子はお忍びで宮城を抜け出す常習犯。だからお忍びに手を貸したら罰せられる。という背景は……どうでもいいことですね。 一度、ワッフルのあのイベントをやってみたいなぁ。なんて考えています。 ポスト綾乃としての日菜子 日菜子は完全なポスト綾乃として最初から意識して登場させました。 綾乃はこの後、芸能人として活躍する道を選び、水瀬からは離れていきます。 それが一時的か永遠かは不明です。 その合間を埋めるのが日菜子です。 綾乃は芸能人としては、「マクロス」のミンメイそのものです。 まぁ、今後は一波乱あるでしょうね。 皇位の器にあらず~皇女三姉妹 麗菜が皇位を放棄したのは、三姉妹で最も「統べる力」が弱いからです。 一般に三姉妹で一番力が強いのは、日菜子とされていますが、実は潜在的な力としては春菜が一番強いのです。 何かきっかけがあれば、春菜の眠れる力が開花し、日菜子は自動的に皇位を春菜に譲れるでしょう。日菜子はそれを待っているのです。 どういうことか?といえば、この世界の天皇は、あくまで「国教である神道の最高司祭」であり、立憲君主制の元、「和をもって統治する」為政者です。 日菜子はどうでしょう?能力は、形式的な職務が多い天皇には不要なくらいの能力をもっています。 日菜子自身、その力を持て余しています。 つまり、時代が求める「天皇の器」に収まりきらないのです。 日菜子は間違いなく、立憲君主制の君主の器ではなく、専制君主の器です。 もし、天皇が専制君主の代名詞であり、世が戦国乱世なら日菜子は稀代の名君として歴史に燦然と名を刻めるでしょう。日菜子はそういう存在なのです。 だからこそ、自分より、能力は格段に落ちても人徳をもって人に愛され、そして支えられる春菜こそ、天皇にふさわしいと日菜子は思っています。 麗菜もほとんど同じ考えです。 だから、日菜子達はきっかけを待っています。 日菜子も、皇位に就くよりずっと就きたい人生が見つかりつつありますし。 「統べる力」 「統べる力」は「ファイブスター物語」の「ハイブレン」を参考にしましたが、空間干渉能力他、細かい設定は全てオリジナルです。念のため。 タマ ネコマタ登場は、実はこじつけです。 春菜が聞いた猫の鳴き声に辻褄あわせるため。です。 本当は、シスター・マリアの死で終わるはずだったのですが……。 そういう意味では、この作品、かなり伏線を張りすぎて、収拾つかないままで終わっています。反省です。 北村真由 日菜子の過去。ということで作りました。イメージは特にありません。 ……うそです。島村敬一さん著「大マジ三人組」の小西紀代です。……知らねぇだろうなぁ。 日菜子とのやりとりはもう完全アドリブで一気に書きました。 風間祷子 トリを飾っていただきました。 彼女をここで出すのはすでに決まっていました。 では、何故彼女がここに? それはある意味でやむを得ないことなのです。 何故?以下の要因があります。 1.祷子は近衛騎士にしてメサイアに関しては人類側トップエースです。 2.妖魔撃破数500は一年戦争を通して、人類最高記録です。 3.その上、最新鋭メサイアも搭乗経験があるはずです。 4.近衛の機密保護上、記憶操作による情報流出は避けたいのです(祷子が脱走時に機密漏洩容疑がかかったのはそういうことです) その実力といい、経験といい、放置するには危険すぎる存在。それが祷子です。 そんな人物を近衛といえど野に放つことは出来ないのです。 ではどうするか? 監視下に置くのです。 祷子が所属する楽団も、宮内省の息がかかっていますし、華雅女子学園は皇太后の下です。そこで生活させることで祷子を監視しているのです。 さすがに日菜子もこれに文句はいえません。 真由の言葉で気づけたのも、祷子がこの学園に存在することを知っていたから。そういうわけです。 今となってはこじつけというか、ご都合主義ですけどね(^^) ただ、はっきり言って、祷子は「見えない籠の中の鳥」として生きていきます。これからずっと……。
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オーベム:竹田 将一 性格はいじっぱりとか。 カビゴン:財津 紺太 ジグザグマorブニャットorユキノオー:春菜 房江 ジグザグマは狸の着ぐるみ、ブニャットは若い頃は細かった、ユキノオーは雪合戦のふーちゃんと言う異名より。 -- (名無しさん) 2011-12-21 23 20 05 蒔菜はケンホロウが合いそうです。 -- (名無しさん) 2012-01-27 17 16 44
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↓↓↓ ★★ その他 ★★ ●煮込みデミグラスソースハンバーグ 好きな食べ物は煮込みデミグラスソースハンバーグ 嫌いな食べ物は辛いもの全般 170126 「初めまして!! 加賀楓」 http //ameblo.jp/morningm-13ki/entry-12241733035.html ↓↓↓ ●加賀棒ほうじ茶 http //www.pokkasapporo-fb.jp/kaga/ ハロプロ研修生の井上ひかるさんと2人でおそろいのお茶を飲みました!!♡ 棒ほうじ茶?っていうんだけど、 とっっっっっても美味しいの~♡ おすすめでひかるんさんとそのお茶の話を少し前にしたので2人分持っていきました!! ほうじ茶好きにはたまらんです。 ま、私はジャスミン茶派ですけどね 160212「決心したこの愛が続くように♡」広瀬彩海 http //ameblo.jp/kobushi-factory/entry-12128104284.html ↓↓↓ ●キャピD 324 ◆8mD8s3TWwo @転載は禁止 2016/02/13(土) 20 05 31.21 0 夜MC 加賀高瀬仲野 加賀「2016年の目標として私中学生のように『キャピキャピ』したいなと思って」 加賀「仙台にいったときずんだシェイク研修生のみんなで飲んだんですけど中学生メンバーはシェイク持って イェーイって自撮りしててでも私はベンチでみんなを眺めてるだけみたいな」 加賀「これじゃいけないと思って まず写真を撮るときピースだけじゃなくて他になにかやるようにする」 ヲタ<やってー まこと「せっかくだからやってみましょう」 (加賀両ほっぺ歯痛ポーズ) まこと「やっぱり加賀さんはキャピキャピじゃない方がいいんじゃないかな」 加賀「ハロコンの登場するときこの前まことさんも見てたと思うんですけど私手を思い切り振って足も上げて 頑張ったんですよ」 まこと「見てなかったけどね」 加賀「そしたら前田こころちゃんも手足全開でさらに廻ったんですよ」 ヲタ<やってー まこと「ではそれもやってみてください」 でぃー一旦しもてにはけてから全力で手振りで登場 しながら二回転 加賀「さっきあっちに行ったら橋本渚ちゃんがめっちゃ笑ってました」 まこと「やっぱり加賀さんはキャピキャピじゃない方が」 http //pbs.twimg.com/media/Cd96NfGUkAQ6YIk.jpg orig ↓↓↓ ●リアル脱出ゲーム http //realdgame.jp/ 今日は、なんと… こぶしファクトリーの野村みな美さんと ハロプロ研修生の加賀楓さんと、私。 という珍しいメンバーで… いろんな謎解きが出来るカフェに行ってきました〜!笑 ( 謎メンだけに!?w ) 船木結 http //ameblo.jp/countrygirls/entry-12194868845.html 脱出ゲームは、ほとんどかえでぃーが男前に引っ張ってくれました!! 一方ふなっきは、ずっと空の上で駆け回ってる感じで、フワフワってしてました^ ^ 私は書留係??とか!!かえでぃーから指示をもらって動いてる感じ?? わかるところもあり、分からないところもあり。。 頭を使いましたねっ_| ̄|○ 野村みな美 http //ameblo.jp/kobushi-factory/entry-12196838686.html @ ハロコン名古屋初日。娘。13期。「脱出ゲーム」にハマってる加賀。 加賀「昨日も行ってきました!」 部屋に閉じ込められ謎を全部解くと出られると説明。 まこと「じゃあ、昨日も成功した?」 加賀「あー、いや…もうちょっとだったんですけど…」 横山「…え?じゃあ、なんでここにいるの?」 加賀「(横山の肩を正面から持って)あのね、そのまま閉じ込められたら死んじゃうから」 横山「あー…そっかー(笑顔)」 どこまでボケなのかわからんけどこの2人のやり取りは可愛い。 ↓↓↓ ●アニメ好き 男の子っぽいと思ってたけど、ふと見せる仕草が女の子。 そしてとてもまっすぐ。 この間、聞き覚えのある曲を歌ってたから耳をすませてじっくり聴いてたら「ハイキュー」の主題歌だった!! アニメ好きって言ってたから語りたい♡ 須藤茉麻 http //twitter.com/i/web/status/797057812547276800 加賀ちゃんはほんとにまっすぐ。 ハロコンで一緒のステージには立っていたけど、今回の舞台で共演してからいろいろ知れてより好きになった!! あのサバサバした感じがたまらなくいい!! そして、アニメ好きという同じ共通点も発見(^ ^)♡ 須藤茉麻 http //ameblo.jp/sudou-maasa-blog/entry-12228113710.html 都内だけでもたくさん店舗があるスタバで出会ってしまった!!! モーニング娘。 17の加賀楓ちゃん 1時間以上いろんな話をした〜♪ 知れば知るほどどんどん好きになる♡ 須藤茉麻 http //ameblo.jp/sudou-maasa-blog/entry-12244283038.html 加賀ちゃんは、高校2年生17歳、長くハロプロ研修生として活動していて、剣道が得意なんですよ〜! アニメも好きらしく、「ユーリ!!! on ICE」をオススメしておきました。← 飯窪春菜 http //ameblo.jp/morningmusume-10ki/entry-12230460353.html 話変わりますが、最近部屋が片付かなくてイライラしてまーす( ̄^ ̄) 部屋が散らかってるとイライラするんですけど、掃除も終わらなくて結果散らかったまま。 多分アニメのグッズを買いすぎて溜まりに溜まってこうなってます。 自分のせいです。笑 加賀楓 http //ameblo.jp/morningm-13ki/theme15-10100841001.html ↓↓↓ ●ゲーム好き ゲームについて語りたいと思います!(突然) 私が一番好きなゲームは、テイルズオブシリーズです!! PSPは持ってないので、3DSで買える 「テイルズオブジアビス」しかやったことはないんですけど、その他のタイトルもやるために私はPS4を買います。笑笑 他にも、音楽ゲームはすごく得意です!(・∀・) ラブライブ!もやってましたし、当然ハロプロタップライブもやってました! もうすぐアプリでどうぶつの森が出ますね、、、。 こっちもすごく楽しみです!! 170214 「バレンタイン! 加賀楓」 http //ameblo.jp/morningm-13ki/entry-12247811745.html ↓↓↓ ●「それでら!(・Д・)ノ」の由来 160111 ハロプロ研修生リハーサル日記 加賀楓です!(・Д・)ノ リハーサルが終わったあと、井上ひかるちゃんが動画を見せてきたんですよ。 なにかなーと思って見たら、私のいろんな動画を編集したものでした。 若干引きました。 いや結構引きました。(・Д・)ノ それでら! http //hpkenshu.web.fc2.com/kenblog/tamago_2016_03/p_5659.html 160117 「鯱♡広瀬彩海」 それでら!(笑) 以上広瀬彩海でした(´ー`)/~~ http //ameblo.jp/kobushi-factory/entry-12118662601.html 160118 「完全防備でしたー。 小片リサ」 それでら!(笑) ....それでは! http //ameblo.jp/tsubaki-factory/entry-12118946947.html 170213 「二人だけで! 加賀楓」 そういえば、研修生の時から使ってるこの 「それでは!(・Д・)ノ」 私が打ち間違えて、 「それでら!(・Д・)ノ」 になってた日、つばきファクトリーの小片リサちゃん、こぶしファクトリーの広瀬彩海ちゃんらが ブログに真似してたのを私は一生恨みます。笑笑 http //ameblo.jp/morningm-13ki/entry-12247484226.html ↓↓↓ ●てんさい糖 くまビスケット http //www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738371694 最近ハマっている無印良品の、 てんさい糖のくまビスケットっていうお菓子を持って行ったんですけど、 先輩方にも大好評でした! 前回汐留でやった時も配りました! 今日は石田さんと牧野さんに、ちょーだいと言われました! 嬉しかった、、、。(≡^∇^≡) 170319 「お菓子! 加賀楓」 http //img.muji.net/img/item/4549738371694_1260.jpg http //img.muji.net/img/item/4549738371694_01_1260.jpg http //static.minutouno.com/adjuntos/150/imagenes/006/648/0006648843.png ↓↓↓ 以上 テンプレなんて本当はどうでもよかった
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トップページ タグ別まとめ ちびキャラ ワラース ねこ チロリーン 発子・クリーシェ ジェニファー 美作創 S・ハルトシュラー フロイダート 無限桃花 無限彼方 倉刀作 世田春菜 なら 霧崎鋏美 おかやま わかやま ぎふ かがわ みえ いしかわ おおさか あいち とやま かながわ しまね とくしま とっとり きょうと しが みやざき 編集方法 おきなわ ひょうご やまなし
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魔法使いの娘をお気に入りに追加 魔法使いの娘のリンク #blogsearch2 Amazon.co.jp ウィジェット 魔法使いの娘のキャッシュ 使い方 サイト名 URL 魔法使いの娘の報道 2021年12月発売号 - アニメージュプラス 「続きは映画で」はテレビの迷走と言える理由…『あな番』『99.9』『ラジハ』など最大級の乱立(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 赤楚衛二「来年は今年以上に走り抜けていきたい」ラインニュースアワード「NEXT NEWS賞」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 赤楚衛二 来年の抱負は“走”「今年以上に走り抜けていきたい」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ジョン・ウィリアムズ&ボストン・ポップス『フィリップス録音全集』(21枚組) - TOWER RECORDS ONLINE - TOWER RECORDS ONLINE 作画が美しすぎるマンガ4選 美術館に飾られていてもおかしくない!?(マグミクス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 西島大介「世界の終わりの魔法使い」描き下ろしの5巻が発売、10年ぶりの新作(試し読みあり) - コミックナタリー 大西桃香×飯窪春菜×増井みお、なでしこ童話『オズの魔法使い』鼎談(MusicVoice) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 魔法ではなく『筋肉』でチャンスをつかめ! ありえないシンデレラに腹筋崩壊 - grape 「ボス・ベイビー」最新作は「ロード・オブ・ザ・リング」で「マッドマックス」!?映画好きにたまらない小ネタまとめ(MOVIE WALKER PRESS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「スナック キズツキ」第8話レビュー&第9話あらすじ:最終回まで残りわずか、改めて感じるトウコの不思議な力(※ストーリーネタバレあり) (2021年12月3日) - エキサイトニュース 赤楚衛二は「チェリまほ」で三大転換!本誌で制作陣も大絶賛の連続(女性自身) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 映画公開20周年でイベント続々! 超人気映画『ハリー・ポッター』出演者の今(25ansウエディング) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 小林亜星さんの公認アニソンリサイタル 名曲を子門真人、ささきいさお、ヒデ夕樹らのものまねで披露(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 舞台「魔法使いの約束」第3章上演決定、謎の男ノーヴァが新登場 - ステージナタリー ケイコレ~稽古着ファッションをお届け~ Vol.56 スウェットからスカートまで、スタイリッシュにはきこなす愛原実花(ステージナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ショパンコンクール 激戦の舞台裏2人の幼なじみでつかんだ栄冠|サイカルジャーナル|NHK NEWS WEB - NHK NEWS WEB 赤楚衛二「決戦は日曜日」の議員秘書ショット3点お披露目 窪田正孝&宮沢りえに「圧倒された」撮影を振り返る(映画.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『メルヘンヴェール』(MSX版)がレトロゲーム遊び放題アプリ『PicoPico』に追加!(アスキー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「空の境界」であなたが一番好きなキャラクターは? 5人を解説(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース CV 花澤香菜コミック動画も話題の『転生したらパーティが男の子だらけだったけど断じて俺はショタコンじゃない!』待望の単行本第2巻発売!:時事ドットコム - 時事通信 【公演レポート】21人の魔法使いが勢ぞろい!舞台「魔法使いの約束」第2章スタート(コメントあり) - ステージナタリー <魔法使い黎明期>テレビアニメが2022年4月スタート 梅田修一朗が主人公セービルに 岡咲美保、鈴代紗弓、八代拓も(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <RPG不動産>テレビアニメが2022年放送 井上ほの花が魔法使いの琴音に 木野日菜、川井田夏海、石見舞菜香も(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 魔法使いの男の子と三角関係?少女マンガ「まもって!ロリポップ」が胸キュンすぎる - 現代ビジネス 「30代のベテラン魔法少女」が新人魔法少年に手ほどき 大人の色気と訳ありムードが漂う漫画にドキドキ(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ヒロイン以外は魔法使い!「ミラベルと魔法だらけの家」に登場する魔法の才能が明らかに - 映画.com 『魔法使いの約束』600万DL突破!特別ログインボーナス実施 - 電撃オンライン 鳥山明氏、すぎやまさんは「永遠の命持つ魔法使いのように思っていた」 - ニッカンスポーツ 2021年9月発売号 - アニメージュプラス OADシリーズ『魔法使いの嫁 西の少年と青嵐の騎士』スタジオカフカによる描き下ろし中篇メインビジュアルが公開! - アニメイトタイムズ 「パーティをクビだ、魔法使い」―― 流行の“追放もの”と思ったら? 実は優しい勇者の漫画(1/2 ページ) - - ねとらぼ 『魔法使いの騎士』が新連載。とある森で目にしたのは魔物と交わっている美形少年!? - 電撃オンライン 『魔法使いの約束』を大特集!アニメージュ2021年9月号の紹介 - アニメージュプラス 11人の魔法使いが新たに登場!舞台「魔法使いの約束」ビジュアル&キャスト解禁 - ステージナタリー 彼女は魔法使いのように人を…ダウン症の女性と注目の監督が紡いだ強い絆 - ananweb 無愛想な魔法使いと令嬢の結婚生活「魔法使いの婚約者」新章のコミカライズ1巻 - ナタリー 『ワイスピ』ポール・ウォーカーの娘メドウが最新作に出演する可能性!? ヴィン・ディーゼルがインタビューで想いをアツく語る!! | BANGER!!! - BANGER!!!(バンガー!!!)映画評論・情報サイト ヤマザキコレ原案!新OADシリーズ「魔法使いの嫁 西の少年と青嵐の騎士」前篇 本予告が公開! - ファミ通.com 21人の魔法使いが登場!舞台「魔法使いの約束」第2章、11月に上演 - ナタリー ブラック企業顔負けの国から出奔した魔法使いの無双ファンタジー1巻 - ナタリー 『スタンドマイヒーローズ×魔法使いの約束「Closet-クローゼット-」by amie』開催決定! - PR TIMES WEB発の大人気転生恋愛ファンタジー『魔法使いの婚約者』が連載開始 - 電撃オンライン マンガ大賞受賞作「葬送のフリーレン」の魅力 スーパー魔法使いなのにダメっ娘のギャップ萌えも(河村鳴紘) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『魔法使いの嫁』新アニメが始動! - 電撃オンライン 「魔法使いの約束」舞台化、演出のほさかよう「持てる技術と美意識の全てを持って臨む」(コメントあり) - ナタリー 東京・飯田橋にて好評のうち幕を閉じた那州雪絵原画展が、満を持して大阪・船場に上陸!!往年のファンも見逃せない華麗な原画の数々!画業33周年の那州雪絵の過去と現在がココに! - PR TIMES 那州雪絵 - コミックナタリー - コミックナタリー 魔法使いの娘とは 魔法使いの娘の89%はやさしさで出来ています。魔法使いの娘の8%は根性で出来ています。魔法使いの娘の2%は欲望で出来ています。魔法使いの娘の1%は大人の都合で出来ています。 魔法使いの娘@ウィキペディア 魔法使いの娘 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ 魔法使いの娘 このページについて このページは魔法使いの娘のインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される魔法使いの娘に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。